検査技術科学分野 博士前期課程

教育目標

  1. 検査機器の改良と発達は分析精度を高めると共に検体の微量化をもたらし,検体や機器の取り扱いには極めて高度な技術が要求されるようになっている。このような新世代の機器にも対応できる技術と幅広い知識を備えた高度専門医療職者を育成する。
  2. 先進的医療の一翼を担うことのできる最新の知識と技術を身につけた人材の育成並びに,検査技術を発展させ,環境検査,薬品・食品管理等の分野で指導的役割を果たしうる人材を育成する。
  3. 検査診断学の分野における国際的な視点を育むとともに,医療のグローバリゼーションにともなって生じる種々の問題点を明らかにできる人材を育成する。
  4. 新しい知識や技術を修得し,創造的な研究を行うことにより,実践の場を活性化し,指導的な役割が担えることができる能力を開発する。
  5. 生体情報検査科学領域の学問体系確立と新たな検査技術並びに医療機器開発に熱意をもち,教育研究者への道を歩もうとする人材を育成する。

教育研究の概要と特色

検査技術科学分野共通科目として,基礎生体情報検査科学論と臨床生体情報検査科学論を開講し、基礎から臨床分野に至る広い範囲の最新知見を教授する。また、国際的視点から臨床検査学を俯瞰できることを目的とし,国際病態検査科学概論を開講し教授する。


分野の概要

 ゲノム検査分子生物学特論では,ゲノム変異に関連する技術と理論を,生体情報解析学特論では,生体機能調節機構から特定の情報を引き出す手段と理論をプロテオーム解析も含めて,それぞれ教授する。また,病原微生物解析学特論では,細菌並びにウイルスの有する遺伝子情報と病原性との関係を教授する。これら特論での授業内容を基盤として,実習においてその応用と実践を教授し,更に基礎生体情報検査に関する保健学特別研究において, 各自に設定されたテーマについて個別研究指導する。
 病態病理検査学特論では,腫瘍の細胞・組織レベルでの診断に加えて組織多様性や人種間異同の分子病理学的解析について教授する。病態生理機能学特論においては,超音波検査装置や心電計等を用いての病態生理検査について教授する。血液・腫瘍検査学特論では,末梢血並びに骨髄についての先端的検査を解説した上で,白血病・リンパ腫等の腫瘍発症機構及び抗腫瘍免疫反応などに関連する検査・研究手技を教授する。免疫病態検査学特論では,腎および肝疾患における検査手技並びに腎および肝疾患成立の免疫学的機序について教授する。これらの特論での講義内容を基盤として,実習においてその応用と実践を教授し,更に臨床生体情報検査に関する保健学特別研究において, 各自に設定されたテーマに関して個別研究指導する。